僕の個展を見た人から「高田さんの作品は何でできてるの?」とよく尋ねられる。
その素材は紙であったり、木であったり、鉄だって使っている。絵画といえばそうだけど、
紙をつないだものや立体?それらは絵画・彫刻・陶芸といったカテゴリーにあてはまることなく自分の表現に合わせて素材を選んでいる。もちろん表面の形や色は重要だけれど、表現したいものは目には見えないもの。すなわち、自分そのものであり、ほかのナニモノでもない。haseの空間は自然光も差し込んでくる。この展示空間と作品との相互のバランスが心地よい。物の美しさは空間と比例するんだと思う。作品を見て「意味は?」と難しく考えず、うつわや洋服を選ぶように素直に感じ取ってもらえば幸いです。
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髙田 竹弥展
「こころをつなぐ」
2014年3月22日(土)―3月30日(日)
http://www.utsuwahase.jp/hase